ハイリターン追求型のファンドから選ぶ
一般的に、ハイリターン追求型といえば、国内株式型と国際株式型に属するファンドになります。
ハイリターンを狙っていても、投資先の相場環境が悪化すると利回りがマイナスになることもあり、好条件が重なると1年で2倍以上になることもあります。相場環境次第で運用成績が激変することがハイリターン追求型の特徴であり、注意点でもあります。
ファンドによっては、運用成績が大きく異なるのもハイリターン追求型の特徴の1つです。同じ国内株式型でも、運用利回りに大差がつくことも珍しくありません。ファンドマネジャーの力量が運用成績に直結するタイプなので、過去の実績を全面的に信頼するのは危険といえ、運用を担当する投信会社もファンド選びの判断材料になるといえます。
国内株式型は好調でも国際株式型は不振、逆に国内型が不振で国内型は好調、両方好調、両方不振、という4パターンともありえるので、始める前に過去1年間、3年間、5年間の運用成績をチェックして、どのタイプが好調なのかを頭に入れておきましょう。

3年で4倍になったファンドも
例えば、過去3年の運用実績が最も好調だったのは国内株式型のファンドでした。平均株価がバブル崩壊後の安値をつけたのが03年4月で、しかも株価はその安値から約2倍になっているので、国内株式型にとっては最高に近い運用環境だったといえます。
このため、過去3年で2倍以上になったファンドが続出しており、年間利回りに換算すると約30%になります。年平均30%で回れば3年経てば軽く2倍を超える数値になります。
「コルメツ日本小型株オープン」「インベスコ店頭・成長株オープン」「エンジェル・ファンド」の3つのファンドの資産価値は、3年で4倍以上になっています。
たとえ平均株価が2倍になったとしても、直接株式に投資して資金を4倍にするのは至難の業です。株式投資でもなかなか達成できない運用パフォーマンスを株式投資で実現したため、この3つのファンドの実力がすごかったとしかいいようがありません。

年利回り70%以上のファンドが続出
国内株式市場の上昇を背景に、驚異的な運用成績をあげたファンドが続出しました。投資した資金が1年で2倍以上になるなど、本来株式投資でしか味わえないはずの投資の醍醐味を体験できたファンドもありました。
年利100%以上を達成したファンドは「三菱UFJ/メロン グローバルイノベーション(愛称:ニュートン)」(三菱UFJ投信)、「ブル二・五セレクト」(三井住友アセットマネジメント)、「(オーロラU)トルコ投資ファンド」(野村アセットマネジメント)の3つです。
運用成績トップは「グローバルイノベーション」。日本を含む世界各国の株式で運用するファンドで、外資建て資産は全額為替ヘッジ(フルヘッジという)しています。
「ブル二・五セレクト」は派生商品型のファンドです。株価指数先物取引を活用し、株価の2.5倍の値動きを目指すという積極運用型です。
「トルコ投資ファンド」はその名のとおり、トルコを投資先とする国際株式型のファンドです。
過去5年でみると国際株式型が健闘
過去1年でも、3年でも運用成績は国内株式型が断然優劣でしたが、過去5年で見ると国際株式型が上位を独占し、立場が逆転します。
過去5年の運用成績ベスト3は「メリルリンチ・ゴールド・メタル・オープンB」(メリルリンチ・インベストメント・マネジャーズ)、「(オーロラU)東欧投資ファンド」(野村アセットマネジメント)、「インベスコ・ゴールド・ファンド」(インベスコ投信投資顧問)です。
「ゴールド・メタル・オープンB」はその名のとおり世界の金鉱株に投資するファンドです。日本には存在しない企業に投資できることがセールスポイントになっています。
「東欧投資ファンド」は東欧諸国のうちポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキアに投資するファンドです。
「ゴールド・ファンド」の投資対象も世界の金鉱株です。
過去1〜3年の運用成績があまりにも好調だったため、ハイリターンの感覚が狂ってしまいそうですが、利回り20%なら5年後には投資金額が軽く2倍以上になります。中長期でいえば、利回り20%なら相当のハイリターン、10%でも十分ハイリターンといえます。

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