ベンチマークを常に意識している

ファンドマネージャーはまず闘う相手であるベンチマークを意識しています。
ベンチマークとは
ベンチマークとは基準指標です。ベンチマークの代表例は国内株においてはTOPIX(東京株価指数)。
その他ベンチマークとしては、ラッセルNOMURAの各インデックス、S&P500などがあります。超過収益とは当該ファンドとベンチマークとのパフォーマンスの差の累積です。ベンチマークに属する企業群からの投資対象の絞り方、業績比率の取り方が超過収益を稼ぐキーポイントとなります。
ベンチマークに対してどのように対峙しているか、どういうポジションにいるか、勝つためのリスクの取り方は適切かどうか、などを常に考えています。アナリストや学者も頭脳を常に動かしているでしょうが、レポート等を書き上がるといったんホッとできるであろう点で、ファンドマネージャーとは違うパターンだと思われます。
具体的には、ベンチマークを構成する銘柄群のバリュエーションをはじめとする特性や業績の構成比などを丹念にチェックしています。常に軸を一定にし(投資哲学を揺るがさず)、臨戦態勢でいることにより、マーケットの大きな流れのなかで、確信ある勝負ができます。結果として、自らのスタイルに有利な局面において、大きく勝つことができるのです。
冷静に敵の半歩先を読む
サプライズのあるニュースが発表され、これにより特定の銘柄が大きく売り込まれた(あるいは買いが殺到した)とき、その特定銘柄のファンダメンタルズに変化がない場合は、冷静なファンドマネージャーにとっては絶好の買い場(売り場)です。大多数の市場参加者の半歩先を行きます。
何といっても勝負の世界。厳しいルールのや制限があるなかで、結果がすべてとされる世界です。
持ち物や行動などでゲンを担ぐ人も少なくありません。
運用は「運」を用いるとかきます。ファンドマネジャーは受益者のために自らの運も用いているのです。

日々のキャッシュ管理
投資信託の場合、常に設定・解約がありますから、日々のキャッシュ管理も重要な仕事です。キャッシュ比率は運用資産の5%いないなどと制限されている場合が多く、設定・解約のい動向に応じて新規銘柄の組み入れ、組入銘柄の買い増し、売却などを行います。
キャッシュの出入りや株価の上下で、ファンドの業種構成やリスク特性がゆがんだ場合は修正をはかります。
インプットの分析などで浮かびあがってきた銘柄群の新規組み入れや割高になった銘柄の売却などを月中に計画しておき、その計画を翌月に一気に執行するのが普通です。
半年後、1年後、2年後を見据えて組み入れた銘柄群が、ほぼ想定どおりファンドのパフォーマンスに貢献していることを確認できたときが、ファンドマネージャーにとって最も嬉しい時です。

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