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目論見書について

イメージ図

投資対象や運用方針、販売手数料や信託報酬などのコストに関する事項、信託約款の内容などファンドに関する重要な情報が記載されている資料です。ファンドごとに運用会社が作成しています。投資信託を購入する人にとっても、最も重要な情報源であるといえます。

目論見書が交付される目的は、投資家の投資判断の基準となる情報を提供することにあります。そして法律により、販売会社は投資家に対して、あらかじめ、またはファンドの購入時にこの目論見書を交付することが義務づけられています。

ファンドを購入しようとする投資家は、まず目論見書を入手して、これをきちんと読みこなすことが重要です。

目論見書には次の3種類があります。

(1) 交付目論見書
投資信託を購入する投資家にあらかじめまたは同時に交付され、ファンドに関する基本的な情報が記載されています。投資家の同意を得ている場合は、書面に代えてインターネットなど電磁媒体で提供されます。

目論見書の記載内容(交付見積書の例)

第一部
証券情報 ファンドの名称、発行(売出し)価額の総額、発行(売出し)価額、申込手数料、 申込単位、申込期間、申込取扱場所などが記載されています。

第二部
ファンド情報 第1 ファンドの状況 ファンドの性格(運用目的や基本的な商品性格など)、投資方針、投資リスク、手数料等及び税金、運用状況、手続等の概要、管理及び運営の概要 第2財務ハイライト貸借対照表や損益計算書などが記載されています(設定時は記載されません)。第3国内投資信託受益証券事務の概要 受益証券の名義書換、譲渡制限の内容などが記載されています。
※特に重要な項目は、投資方針、投資リスク、手数料等です。これらを含め、投資信託を購入する際は、目論見書を必ず読みましょう。

(2) 請求目論見書
投資家から請求があったときに直ちに交付されるものであり、ファンドに関する追加的な詳細情報が記載されています。
(3) 要約目論見書
証券取引法に基づく法定書類で、投資家にとってわかりやすい情報提供をする目的で、目論見書の内容を要約した資料です。ファンドの特徴、リスク、購入の手引、委託会社・その他の関係法人といった情報が分かりやすく記載されています。

運用報告書について

運用報告書は、受益者に対して、ファンドの運用成績や運用経過などの情報を開示、報告するための文書です。運用期間中および償還時に、委託会社が作成し、販売会社を通じて受益者に交付されます。

投資信託法に、「投資信託委託業者は、その運用の指図を行う投資信託財産について、内閣府令で定めるところにより、当該投資信託財産の計算期間の末日ごとに、運用報告書を作成し、かつ、当該運用報告書を当該投資信託財産に係る知られたる受益者に対して交付しなければならない」と定められています。よって、委託会社は、計算期間の末日ごと、つまり1年の計算期間のファンドについては1年ごと、6ヵ月の計算期間のものについては6ヵ月ごとに運用報告書を作成します。ただし、計算期間が半年未満のファンドについては、半年毎(MRFは1年毎)に作成されます。

運用報告書の記載内容は以下のものです。

1. 運用実績
設定以来の各期末および当期中の毎月末の基準価額などが記載されています。
2. 運用経過および今後の運用方針
当期の運用状況について市況環境と合わせて解説され、今後の運用方針について説明されています。
3. 1口当たりの費用明細
運用の際に発生した費用を信託報酬、有価証券等の売買委託手数料、保管費用等が基準価額に対してどれくらいかかっているか報告されています。
4. 株式売買金額の平均組入株式時価総額に対する割合
売買高比率が記載されています。これは、期中の株式売買金額合計を平均組入株式時価総額で除したものです。売買高比率が高いということは株式売買委託手数料も多くかかっていることになります。
5. 主要な売買銘柄
運用の主要対象としている有価証券について、売買金額の大きかった銘柄が記載されています。
6. 組入有価証券明細表
期首と当期末(決算日現在)に組み入れている有価証券(個別の株式や債券の銘柄や保有数)の明細が記載されています。
7. 資産、負債、元本状況
株式や債券およびコールローン等の資産や負債の内訳、純資産総額、純資産総額を受益権総口数で除した基準価額が記載され、ファンド全体の状況がわかります。
8. 損益状況
ファンド全体の収益・損失を配当等収益、有価証券売買損益、先物取引等取引損益等に分けて記載されているので、どのような項目から収益が上がったのかがわかります。

■運用報告書の発行理由として
運用報告書の発行理由には、投資家の保護・法律の規定があります。投資家の保護のしくみは、投資信託の運用状況を、投資家が把握できるようにすることにあります。投資信託会社に運用状況の報告をさせることで、投資家が運用状況を監視できるようにしているわけです。
また、運用報告書を発行することは、法律(投資信託法第33条)で定められています。


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