投資信託は、投資した資産の価値が変動するリスク商品であり、商品性格によってリスクの度合が(大きさ)は異なってきます。
しかし、リスクの大きさを数値で明確にすることは非常に難しいことです。その為、投資信託協会では、リスクの度合に応じた5つの分類を設けてます。
この分類はリスク(Risk)のRとリターン(Return)のRをとって、RR分類と呼ばれています。
リスク度により5段階に分類
RR分類はT群からX群までの5段階でリスクの大きさを定義しています。T群は最もリスクが小さく、X群は最もリスクが大きいことを意味します。
リスクが大きいということは、大きな値上がり益を目標としているファンドになります。そのため、X群は基準価額の変動が最も大きい性格なるファンドです。反対に、最もリスクが小さいT群は、大きな値上がり益は望めないものの、基準価額の変動が最も小さい性格となるファンドです。

債券に投資するからリスクが小さいとは限らない
一般に債券に投資するファンドは、価格変動が少ないためにリスクが小さくT群やU群に分類されます。それに対して、価格変動の多きい株式に投資するファンドはX群に分類されています。
しかし、このRR分類を理解する上で注意したい点があります。それは、基本的に債券や株式といった投資対象の大きな枠組みを主体に、分類されているということです。
債券に投資するファンドでも、外国債券に為替ヘッジなしで投資するファンドは、債券のリスクに加えて為替変動のリスクがあるため、株式投資信託と同様のRR分類にくくられています。しかし、国内債券に限ったり、海外債券に為替ヘッジをかけたファンドがどれも同じリスクが小さいかといえばそうではありません。
国内債券でも倒産の可能性が高い会社の債券に投資したり、海外債券では政情不安のある国の国債に投資しているファンドでは、リスクの度合は大きくなります。
運用の中身を自分でじっくり調べる
投資信託のリスクを見分けるためには、投資対象が
(1)株式なのか
(2)国内なのか海外なのか
(3)為替の影響は受けるか
(4)実際に投資をする企業はどのような企業なのか
といった点まで理解することが必要になってくるということです。
一般に株式は債券よりもリスクが大きいとされていますが、海外の発展途上国の社債に投資をするのと、国内の大型企業の株式に投資するのとでは、リスクの大きさはそれほど変わりません。外部評価のみを鵜呑みにしないで、自分でファンドの中身をじっくりと調べてみることが大切です。

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